【第11回】研究会議事レポート
    日 時:2003/10/27
    場 所:ユーズテック日本橋営業所3F会議室
    出席者:
        株式会社 ユーズテック 中村
        株式会社 ユーズテック 佐藤
  ■議事進行
    T 前回内容の確認
    U 作業方法修正の検討
    V 画面要素グルーピングの検討
    W 設計手順の再検討
    X 次回のテーマ
    
  ■T 前回までの作業の確認と整理
    前回、グルーピングの原資が設計フローのどこから与えられるか、ということをテーマ
    とした。
    ここで振り返ると、第8回までは、第2回のVでの事例検討の切り口のうち「個別のソ
    フトウェアUIの検討」を主に行い、そして、第9回にいたって、もうひとつの切り口である
    「設計過程の再整理」にシフトした、という流れになっている。
    そこで、いったん前者の切り口での検討を中断し、これまでの経過を整理、検証して
    みると、以下のようになった。

    −第8回以前では、全表示系要素について、それぞれのユーザビリティの評価項目
      を、環境要素(※1)から主に検討・析出し、列挙していく作業を行ってきた
    −第9回より、全表示系要素に加え、全操作系の要素に対するユーザビリティの評
      価項目を列挙しようとした
    −それによって、第8回以前までの方法では、以下を扱うことが難しいということが明
      らかとなってきた
        1)要素の相対的な大きさや位置・スタイルなど各要素間の関係で決まる属性
        2)要素の機能的役割に基づいて決まる属性

  ■U 作業方法修正の検討
    Tで問題となった2点は、環境要素のみにより、画面要素の属性を個別に決める、
    という作業方法は十分なものでない、ということを示している。
    つまり、1)は環境要素以外により決定されるものであり、また2)は他画面との関係
    や機能それ自体の重要度等に強く依存するものである。

    そこで、従来の作業のどの点が不十分なのか検証するため、そのフローを洗い出し     てみる。

    <<従来作業フロー>>
        1. 画面内全要素の特定
            ↓
        2. 全要素について、個々の属性を環境要素から独立に定義する
            ↓
        3. 要素をグルーピングする
            ↓
        4. 画面レイアウトを完成させる

    一方、Tでの問題1)を特に考えてみたとき、従来フローには、次の作業が不足して
    いることになる
        ・ユーザビリティ属性を基準としたグルーピングを行う

    次に、この不足分作業の従来フローに対する位置付けを考えれば、従来フロー上の
    2.よりも上流に置くべきであることが、これまでのことより言えるはずである。

  ■V 画面要素グルーピングの検討
    ここで、画面要素のグルーピングについて考えれば、その基準を二つに分けることが
    できるだろう。
        a) ユーザビリティ的関係
        b) 意味的関係(データの発生・消滅ルールが等しいものが同じグループとする)

    このとき、従来フローに対するそれらの位置付けは、a)は2.より前に、b)は2.より後に
    挿入するほうがよいと思われる。
    というのは、
        ・2.の作業の判定要素がこれまでより多くなる
        ・画面レイアウトの完成形は主に意味的グルーピングの影響のほうが大きいと
          考えられる
    からである。

  ■W 設計手順の再検討
    以上から、環境要素については考慮しないかたちでユーザビリティ設計手順は次
    のようになる。

    <<新しいフロー>>
        1. 画面内全要素の特定
            ↓
        2. ユーザビリティをもととしたグルーピング
            ↓
        3. グループに対する属性決定
            ↓
        4. 3から個別属性定義が導出される
            ↓
        5. 意味的関係をもととしたグルーピング
            ↓
        6. レイアウト

  ■X 次回のテーマ
    今回時検討を続ける。

  
    ※1 第1回議事録参照



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